1971年11月3日のカルチャーショック

 

 

1971年11月3日友達と3人で、「京都三条支店のイノダコーヒ」へ行きコーヒーをの飲みました。

その時、世の中にこんな美味しい飲み物があるのだ!!と衝撃をうけ、カルチャーショックを受けました。

 その時コーヒーをたてていたのが猪田彰郎氏でした。「イノダコーヒ」ですぐにでもアルバイトをしようと思ったのですが・・・

その時の「イノダコーヒ」は一糸乱れない緊張感が漂い、18才の私には、あまりにも厳しい空気感でした。その日アルバイト

の募集も無かったこともあり、そこは止めました。

 当日、たまたまアルバイトを募集していた昭和9年創業の老舗「喫茶築地」の原田耿生氏の元で学び、働きながら「イノダ」へ客として通いつづけました。私の師匠である原田氏は亡くなられましたが、私のコーヒーの神様のような存在の猪田彰郎氏は、今もお元気です。

 

 大学時代に美味しいコーヒーに出会い、猪田彰郎氏のたてたコーヒーに魅了され、衝撃を受けた一杯のコーヒーの味を求めつづけて、はや40数年がすぎました。あの時の一杯のコーヒーの素晴らしさを求めて、まだまだ修行が続きます・・・・

 2021年追記

広島のお客様から2019年の秋に逝去されたと伺っております。

彰郎さんに哀悼の意を捧げます。